« Prev | Next » Active-HDL でASDB とAWC ファイルの操作 はじめに Active-HDL はシミュレーションデータをシミュレーションデータベース(ASDB) ファイルへ保存します。このファイルには、特定の信号やシミュレーション時にトレースされたデザインの階層の値の履歴が含まれています。デフォルトの出力ファイルは、$waveformoutput 変数によって定義されます。シミュレーションデータベースの内容を表示する為に、波形コンフィギュレーション(AWC) ファイルがASDB ファイルに紐付けられます。AWC ファイルは、表示されるオブジェクトリストのカラー、基数、それらを表示する順序および多くのプロパティに関する情報を含みます。単一のASDB を使用して、さまざまなAWC を関連付ける事が可能です。同様にAWC ファイル内でトレースするASDB ファイルのオブジェクトが同じ階層である限り、多くの異なるASDB ファイルで単一のAWC ファイルを関連付ける事が出来ます。 図 1. ASDB とAWC ファイルの関連付け シミュレーションデータベースと高速表示波形ビューワの使用により設計効率の向上が可能です。シミュレータで実装された主要な改善の1つが標準波形ウィンドウを超える高速表示波形ビューワのパフォーマンスです。さらにこの波形をデフォルトビューワとして選択した場合、スティミュラスはテストベンチから指定するか、force マクロコマンドによって適用できます。さらにスティミュラスダイアログボックスから直接適用することも可能です。 シミュレーションデータベース(ASDB) ファイルの生成 $waveformoutput 変数は、デフォルトのASDB 出力ファイルの指定を設定できます。これを変更するには、コンソールで変数を設定できます: Set $waveformoutput c:\AHDL_Demo\src\my_wave.asdb スクリプトでは、ASDB 出力ファイルをASIM コマンドで変更することが出来ます。これを実施するには、出力ファイル名が続く–asdb スイッチを追加します: asim AHDL_Demo -asdb my_wave.asdb GUI では、シミュレーション後にASDB ファイルと一緒にAWC ファイルを保存することが出来ます。シミュレーションを実行し、波形ウィンドウで信号をトレースした後にFile|Save As をクリックします。シミュレーションデータベースのコピーを作成するかどうかを確認するメッセージのダイアログボックスが開きますので、Yes をクリックします。 次のウィンドウで、AWC ファイルとASDB ファイつの名前を変更しSave をクリックします。 参考: 対象となるすべての信号は、シミュレーションを実行する前にトレースしていることを確認してください。信号がASDB ファイルに記録されていない状態では、AWC ファイルを接続しても波形ビューアにデータは表示されません。 波形コンフィギュレーション(AWC) ファイルの生成 GUI では、AWC ファイルはシミュレーションの初期化、新しい波形ファイルの作成、必要な信号のトレース、所望の信号の表示パラメータの設定、ファイル保存によって生成することが可能です スクリプトでは、AWC ファイルはwave コマンドによって生成することが可能ですwave コマンドの使用方法に関する詳細は、ヘルプマニュアルを参照してください 別のASDB ファイルにAWC ファイルを接続 AWCファイルを開く 波形ウィンドウの任意の信号を右クリック Connect To|Simulation Database を選択 ASDBファイルを探し、openをクリック 参考: AWC ファイルとASDB ファイル間で信号の不一致がある場合、以下のエラーが表示される場合があります。この問題を解決するには、AWC ファイルとASDB ファイル間の階層が一致している事を確認してください Previous article Next article