アルデックは主なFPGAメーカー向けにコンパイル済みベンダ・ライブラリを提供しています。ベンダ・ライブラリはWindows用・Linux用に分かれています。Riviera-PRO用にコンパイル済みのベンダ・ライブラリをダウンロードするには、お客様がお持ちのアカウントでwww.aldec.comにログインし、ダウンロードのページに進み、使用許諾書に同意し、製品リストからRiviera-PROを選択、リリース番号とOSプラットフォームを選択します。ベンダ・ライブラリがリストアップされたダウンロードページが表示されるので、使用するFPGAメーカーのライブラリをダウンロードし、保存してください。
ライブラリファイルはベンダごとのディレクトリにグループ分けされています。ライブラリファイルのデフォルトの保存場所は、Riviera-PROのメイン・インストールディレクトリ内のvlibフォルダです。ファイルをそのフォルダか、別の使いやすい場所にコピーします。
ライブラリをアーカイブファイルから展開してメイン・インストールディレクトリ下のvlibフォルダなど所定のフォルダにコピーしたら、次にデザインで使用できるように、マッピング(Riviera-PROに登録)します。
ライブラリを使用したいデザインがどこにあってもそのライブラリにアクセスできるよう、できるだけライブラリをグローバルとしてマッピングします。
Riviera-PRO内部から、amapコマンドを実行します(OSのシェルから実行する場合はvmapコマンド)。
amap <-global> <library_name> <physical_Library_location>
例:
amap –global unisim xilinx_libs/unisim/unisim.lib
ライブラリ・マッピングはすべて<Riviera-PRO/vlib/library.cfg>ファイルに登録されます。このファイルを読み取り専用で開いて閲覧すれば、ライブラリが書き込まれたか確認できます。
ベンダ・ライブラリを登録またはマッピングしたら、このライブラリを参照するデザインをコンパイルできます。ただしVerilogの場合は、さらにベンダ・ライブラリを指定する必要があります。
GUIメニューからデザイン・ファイルをコンパイルする場合、コンパイルの前にDesign Propertiesを開き、Compilation | Verilog | Entriesと進み、VerilogライブラリのShow entries forを選択、リストからAdd newボタンで、先ほど登録したベンダ・ライブラリを選択します。完了したらOKをクリックしてダイアログを閉じます。
スクリプト/バッチモードの場合は次を実行します。
alog -work <work_lib> -l <vendor_lib> <list_of_vlog_files>
VHDLの場合は、ソースファイル内のlibrary文でライブラリが明示的に参照されるので、ライブラリの指定は不要です。