リコンフィギュラブルな高性能ルータとスイッチの開発を簡単にする新製品

Date: 2018/02/07Type: Release

アルデック、まったく新しいFPGAベースのネットワークソリューションを始動

 

Henderson, Nev. – 2018年2月7日 – ASIC/FPGAデザイン向けHDL混合言語シミュレーションとハードウェア・アシステッド・ベリフィケーションのパイオニアである Aldec, Inc.(以下「アルデック」)は、自社の組込み開発向けプロダクト2個を組み合わせて、大量のトラフィックを処理できる再プログラミング可能なデータルータやスイッチを必要とするネットワークやITの開発に最適な新しいソリューションを作りました。

 

新しいソリューションはアルデックの組込み開発ボード「TySOM-2A-7Z030(Xilinx® Zynq™ 7000 SoC FPGAを搭載)」と、FMC-NETドーターカード TySOM-2A-7Z030 + FMC-NETで構成されます。

 

アルデックのマーケティングディレクターLouie De Lunaのコメント:
「現在、人々は日々膨大な量のデータを作り出し、さらにWi-Fi、Ethernet、USB、SFP、QSFPなど多くの通信プロトコルが利用されています。そうした中で、高性能でハードウェアの再プログラミング可能なルータの需要は大きくなっています。ただし、それには決定力、つまり従来の処理能力とFPGAベースのハードウェアアクセラレーションとの理想的な結び付きが必要となります。そのため、Xilinx® Zynq™ 7000と組込みARMコアの組み合わせを使用するのは最適な選択です。」

 

TySOMボードにFMC-NETドーターカードを追加した場合、Wi-Fi/Bluetooth チャンネル 2本、Ethernet コネクタ 6個、QSFP+ コネクタ 1個、SATA コネクタ 4個、および USB コネクタ 4個が利用可能になります。QSFP+ コネクタは高速データ転送(サーバとネットワーク間の光ファイバを使ったデータ転送など)に、SATA は従来のハードディスクや SSD をネットワークに追加できます。USB ポートはハードディスクやプリンタなどの外部デバイスをネットワークに接続できます。Ethernet インタフェースはセキュリティカメラ、インターネットカメラ、デスクトップPC、ノートパソコンなどを接続できます。

 

TySOM-2A はミドルレンジの Zynq-7000 モジュール(Z-7030)を搭載したコンパクトなプロトタイピングボードです。ペリフェラルを柔軟に選択できるような構成で、I/Oを250本、GTXトランシーバを4本持つ大規模チップパッケージ(FFG676)を活かしつつ、FMC-NETなどの拡張用ドーターカードを接続可能なFMC-HPCコネクタが1個搭載しています。

 

DDR3 RAM、USB、HDMIなどのARM CPUシステムが利用する標準ペリフェラルはボードに標準で搭載されており、LinuxなどのリアルタイムOS(RTOS)は他ハードウェアがなくてもそのまま起動できます。ARM Cortex CPUで実行されるOSとソフトウェアは1 GBのDDR3 RAMを自由に使用できます。さらに32 GB SSDのMicro SDカードも利用できます。

 

アルデックのFPGAベース・ネットワークソリューションは現在販売可能です。納品物は次の通りです:

 

アルデックについて

アルデックは米国ネバダ州ヘンダーソンに本社を置く、エレクトロニクス・デザイン検証のインダストリ・リーダです。RTL設計、RTLシミュレータ、SoC/ASICエミュレーション・プロトタイピング、デザインルールチェック、CDC/RDC検証、IPコア、要求ライフサイクル管理、DO-254機能検証、組込みソリューション、ハイパフォーマンスコンピューティングおよび軍事/航空宇宙向けソリューションといったパテントを取得したテクノロジを提供しています。www.aldec.com



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